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オーストラリア人は、社交性の優れた国民です。私たちはスポーツやバーベキュー、お酒をたくさん飲みながらお祝いすることが好きです。しかし、オーストラリアで最も広く使用される薬物が、合法薬物であるアルコールだということは、ご存知でしたか?

アルコールは、疾病率と死亡率という両面で、最大の被害を引き起こします。これは主に実に多くの人が罹患していることから言えることです。 オーストラリアでは、アルコールが、主要な死因であり病気の原因となっています。オーストラリアの全死亡数の約6%を占めていると推測され、脳卒中、交通事故、怪我、アルコール性肝臓疾患(肝硬変)、消化器系癌および自殺等の一因となっているのです。アルコールは、高血圧に関係するリスク要因として知られていますが、心臓病の主要原因でもあります。

アルコールを長期にわたって摂取すると、痛みを伴う危険な胃潰瘍を引き起こす場合があります。やがて、過度のアルコール摂取は、肝臓、胃および膵臓への損傷を与える可能性が出てきます。それにより、消化、栄養素の吸収および燃料代謝の機能を低下させる可能性もあります(1)。次第に脳障害が生じて、ついには記憶障害と精神錯乱を引き起こします(3)。「暴飲者」はさらに重度の問題を起こす可能性もあります。(4)。

いったん取り込まれたアルコールは、胃と小腸から血流の中へ吸収されます。いったんアルコールが血流の中で循環すると、体のあらゆる部分へ送られます。アルコールの消費レベル、およびその消費方法(一気飲み)は、アルコールの生理学的効果に影響を及ぼします。この吸収率は、特に吸収率を下げる可能性のある脂肪を多く含む食べ物等が胃の中にあるといった数多くの要因に左右されます。

アルコールが及ぼす影響に、性別による違いがあることをご存知ですか?男性に関しては、次のことが生じることがあります:

急性影響は、運動制御や身体能力が衰えることだけに限りません。急性影響に加えて、身体能力が慢性的に衰えることが、長期のアルコール暴飲をした場合に見られます。さらに、筋萎縮と筋衰弱はアルコール依存症の診断を受けた人から見られています。総合的な血清テストステロン濃度に対する急性アルコール中毒の抑制効果は、男性がアルコールを摂取した後、数時間の間に生じること、そしてアルコールが、ライディッヒ細胞に抑制作用を持つこともわかっています。このため、アルコールを継続的に摂取すると、慢性的にテストステロンの生成を低下させる可能性があります。テストステロンのレベルが低いことは、アルコール依存症の男性に見られる筋萎縮の一つの原因として考えられるかもしれません。(2)

女性のアルコール依存症は、急性、慢性の両方に見られ、血清テストステロンと無血清テストステロンの合計量の増加を引き起こします。女性におけるこのテストステロンの増加は、ある男性的特徴の発達と関係があります。アルコール依存症の男性では、高い割合で、テストステロンがエストロゲンに変換されるようですが、この結果、女性的特徴が発達します。その例として、特に小さくふくらんだ女性のような胸になることがあげられます。血清テストステロンおよび無血清テストステロンの総量におけるアルコールの影響は、摂取量によります。

研究では、体重1g/kg(ビール12 oz、体積5%、アルコール含有量14g)と同等、もしくはそれ以下の量のアルコール摂取や注入は、男性の総合的な血清テストステロンに変化を与えたり、増加させることはないとされています。一方で、体重1g/kgを超える量では、血清テストステロン総量を抑制したことを示しています。身体、特にテストステロンへのアルコール効果は、様々な生理的条件にマイナスの影響を及ぼしています。また、最終的に体力が全体的に低下する結果となる可能性があります(2)。

アルコールは心身ともに影響を与えます。
ホームメッセージを受け取ってください:一日に1.2杯のアルコールを飲むことは健康にとってよいことです。さらに多くの量を飲むとなると、健康への代償が大きくなってきます。1.2杯飲むことは健康にとってよいものですが、3杯目を飲むと代償が大きくなります。その規則を忘れないでください。また、3杯目を飲むと顔色がよくなってきますが、それは誰にでも言えることです。

参照:
1)Burke, L. M.競技と訓練後に回復するための栄養:臨床スポーツ栄養学(第2版)編集者:L. Burke と V. Deakin 
シドニー: McGraw-Hill, 2000, p. 396-427.

2)Jakob L. Vingren, MS と William J. Kraemer, 博士, CSCS
血清テストステロンにおける運動後アルコール消費の影響 :テストステロン、抵抗運動、アルコールの概要。「強さとコンディショニングジャーナル」: Vol. 28, No. 1, pp. 84–87


3)薬物の事実-アルコール(ファクトシート)。ニューサウスウェールズ保健省2003年(2004年2月更新)

4)スコアとは?アルコール、薬物、スポーツに関する事実。オーストラリア運動委員会 2004年